時紡ぎ ゼニス ニュー・ヴィンテージ 1965 03.1965.670/91.C591

時紡ぎ ゼニス ニュー・ヴィンテージ 1965 03.1965.670/91.C591

2016年9月17日 STYLES

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ゼニス ニュー・ヴィンテージ 1965 03.1965.670/91.C591

仕様:ステンレススチールケース&革ベルト(この個体はステンレス・ミラネーゼ・ブレスレットに付け替えています)、自社製自動巻ムーブメントエリートCal.670(パワーリザーブ50時間以上)、サファイアクリスタル風防、防水性:30m防水、グレー文字盤(日付表示)、シースルーバック

サイズ:ケース横&縦32.00mm、厚み約10.5mm

生産終了品(生産時定価:税込50万4000円)

 ゼニス ニュー・ヴィンテージ 1965 視認性にはやはり問題ありだが、着用感は良好

さて、今回の「時紡ぎ」は、前回に引き続きゼニス ニュー・ヴィンテージ 1965です!!

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正直、デビュー当時に雑誌などでこの時計を見たときは「なんかね〜、もうちょいデザインを考えられんかったんかな〜」とか思ったものですが、いざこうやって実物を見ると、なかなか見れる時計だな〜と都合良く変わってしまいました(笑)

オーソドックスながらクセがある、「クラシック・アバンギャルド」とも言えそうな時計なのですが、まあまあ見栄えがいい時計なんですよね。

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腕に載せてみると、縦横32mmの時計ケース本体はまあまあの存在感。

グレーの落ち着いた色目の文字盤なのに、針とインデックス、そして風防のサファイア・クリスタルの反射がギラギラしているので、結構目を引きます。

装着感はブレスレットなので、オリジナルの革ベルトを装着した状態とは少し変わりますが、それでも良好。 変に大きくないし、正方形のフォルムのおかげで腕に載せたバランスも良好。

いい感じです。

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ただ、角度によっては針とインデックスが、風防とグレー文字盤との光の反射に埋没してしまって全く見えない・・・

無反射コーティングを採用しているはずなのに、上の画像のように時刻視認がかなり難しいにもかかわらず撮影している手とカメラが写っている有様・・・(笑)

セイコーなどは、同じようにキラキラ反射する針とインデックス、そして寒色系の文字盤を採用していても、ここまで見えにくいことはないのですが・・・。

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風防の反射に関しては、大きく湾曲したクリスタルの形状が大きな原因だと思います。

フランク・ミュラーなど曲線を描いた風防を採用しているブランドは、基本的に視認性を犠牲にしているところが多く、このゼニスのニュー・ヴィンテージ 1965に関してもその例外ではないようです。

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ただ、ブライトリングなどは風防が曲線状になっていても、結構きっちりと見せるんですよね。

丸みを帯びていても風防の形状の微妙な違いや文字盤のデザインにもよるのかもしれません。

ひょっとしたら無反射コーティングの質もあるのかもしれませんね。

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ただ、角度によっては、このように放射状に光を発散するサンレイ仕上げと色濃く反射する針とインデックスがうまくコントラストを成し、視認性と美しさがうまく両立する時もあります。

ちなみに夜光塗料は全く採用されていませんので、暗所での視認性は望むべくもありません。

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